社会思想史学会 編
A5並製 256ページ
ISBN-13: 9784894346505
刊行日: 2008/09
新しい国家観・国際秩序の模索と、公共圏の構築に向けて。
【執筆者】 田中秀夫/小田川大典/厚見恵一郎/川井清隆/犬塚元/大塚雄太/倉科岳志/石田雅樹/松谷邦英/見附陽介/堀田誠三/生越利昭/鳴子博子/喜多見洋/佐野誠/八田幸二/中谷義和/田中智彦/安田常雄
目次
<特 集> 共和主義と現代 ――思想史的再考――
<論 文>
序 論 復活する共和主義
田中秀夫
【その様々な可能性】
現代の共和主義
小田川大典
【近代・自由・デモクラシー】
初期近代共和主義研究への死角
厚見恵一郎
【ルネサンス・フィレンツェと17世紀イングランド】
ルソーの共和主義理論
川合清隆
【その歴史的意義をめぐって】
拡散と融解のなかの 「家族的類似性」
犬塚 元
【ポーコック以後の共和主義思想史研究 1975-2007】
コメント 小田川大典 / 厚見恵一郎 / 川合清隆 / 犬塚 元
総 括 田中秀夫
<公募論文>
クリスティアン・ガルヴェにおける人間・社会・モラル
大塚雄太
【「流行論」 にみる現実的人間と通俗哲学の可能性】
叛逆する若者たち
倉科岳志
【パピーニ・プレッツォリーニの参戦運動 (1914年-15年)】
「全体性」 としての政治、 「世界性」 としての政治
石田雅樹
【レオ・シュトラウスとハンナ・アーレントにおける 「政治」 と 「哲学」】
「武器なき予言者」 のアゴニズム
松谷邦英
【ジャック・エリュールの暴力論における 「反政治」 の倫理】
A・ホネットの物象化論
見附陽介
【その可能性と限界について】
<書 評>
『マキァヴェッリの拡大的共和国 ――近代の必然性と 「歴史解釈の政治学」』
堀田誠三
(厚見恵一郎 著)
『ジョン・ロック 『寛容論』 の研究』
生越利昭
(山田園子 著)
『ルソーとジュネーヴ共和国 ――人民主権論の成立』
鳴子博子
(川合清隆 著)
『フランス自由主義の成立 ――公共圏の思想史』
喜多見洋
(安藤隆穂 著)
『闘争と文化 ――マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論』
佐野 誠
(野口雅弘 著)
『ベヴァリッジの経済思想 ――ケインズたちとの交流』
八田幸二
(小峯 敦 著)
『アメリカン・ナショナリズムの系譜 ――統合の見果てぬ夢』
中谷義和
(小林清一 著)
『テイラーのコミュニタリアニズム ――自己・共同体・近代』
田中智彦
(中野剛充 著)
『文明化の経験 ――近代転換期の日本』
安田常雄
(安丸良夫 著)
英文抄録 / 英文目次
公募論文投稿規定 / 公募論文審査規程 / 執筆要領
編集後記