- 一海知義
- 四六変上製クロス装 496ページ
ISBN-13: 9784894346581
刊行日: 2008/11
漢字の発生から、日々作られる略字まで--漢字の面白さ、奥深さ。
日本語と不可分の関係にある漢字とはいかなるものか。中国文学者として漢字を知悉する著者が、その歴史と多様性を明快に説いた『知っているようで知らない漢字』ほか、漢字の発生から、日々作られる略字まで漢字の魅力と謎を存分に語る論考を収録。
関連情報
一海知義
著作集
(全11巻・別巻一)
〈推薦〉
鶴見俊輔/杉原四郎/半藤一利
興膳宏/筧久美子
四六上製カバー装 布クロス装箔押し
予各本体6500円~8400円 各424~680頁平均
各巻に書下ろし自跋収録
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中国古典文学の第一人者として、陶淵明、陸游、河上肇など日中両国の歴史のなかで、「ことば」を支えとして生を貫いた詩人・思想家に光を当ててきた一海知義。
深い素養をユーモアに包んで、古代から現代まで縦横に逍遙しつつ、われわれの身のまわりにある「ことば」たちの豊かな歴史と隠された魅力を発見させてくれる、一海知義の仕事の数々を集大成。
本著作集の特徴
■50年にわたる著作群から精選し、テーマ別に編集。著者の生涯を貫く学問的関心のありかと、その深化の過程を明らかにする。
■単行本未収録の貴重な主要論考を網羅。
■別巻に「ことばの索引」を収録。重要な「ことば」への論及を全巻横断的に示し、著者ならではの「ことば」の素養を楽しみながらたどれるよう工夫した。 |
各 巻 構 成
第1巻
陶淵明を読む
内容●陶淵明詩文集/解説
第2巻
陶淵明を語る
内容●1 陶淵明・虚構の詩人/2 陶詩小考/3 陶淵明を語る
第3巻 陸游と語る
内容●1 陸游の詩と生涯/2 陸游詩選/3 陸放翁論/
4 陸放翁随想
第4巻
人間河上肇
内容●1 河上肇と中国/2 ゆかりの人びと
第5巻
漢詩人河上肇
内容●1 河上肇の漢詩/2 中国の詩と詩人たち/
3 河上肇詩注
第6巻
文人河上肇
内容●1 二人の文人――漱石と河上肇/
2 志士・文人への共感/3 文章家河上肇
4 好奇心と実験/5 河上肇断章
第7巻
漢詩の世界一―――漢詩入門/漢詩雑纂
内容●1 漢詩入門/2 漢詩の世界/3 現代に生きる漢詩
4 漢詩閑話
第8巻
漢詩の世界二―――六朝以前~中唐
第9巻
漢詩の世界三
―――中唐~現代・日本・ベトナム
第10巻
漢字の話
内容●1 知っているようで知らない漢字
2 風――一語の辞典/3 漢字断想
第11巻
漢語散策
内容●1 漢語の知識/2 中国ことばの散歩/
3 漢語の散歩道/4 暮らしの中の漢語
別巻
一海知義と語る
内容●詳細年譜/全著作目録/ことばの索引/
人名索引/書名索引
〈一海知義と語る〉