- 森崎和江
- 解説・三砂ちづる
- 四六上製布クロス装 352ページ
ISBN-13: 9784894346734
刊行日: 2009/02
“ふるさと”とは、日本とは?―終わらない旅と自問の日々。
「ふるさと」とは、日本とは?・・・・・・北海道に流浪の人々を追い、東北に原生林を訪ね、南島から北方まで繋がる海辺の習俗をたどり、スケッチブック片手にインドの風に吹かれる。その土地の生きる人間の声がそのまま結晶した、珠玉の一巻。
月報:川西到・天野正子・早瀬晋三・中島岳志
目次
第1章 海路残照
海辺のつばさ (1)
海辺のつばさ (2)
住むところ
祭りばやしと菊
日本文化と産みの思想
祭りと旅と
髪を洗う日
川でふろして
筑前・鐘崎の海士
川 魚
きのうの煙草
旅とサンダル
神への私信
安倍の伝承
宗像海人族
海女の数え唄
第2章 海の道、 山の道
ふたたび旅へ
果てのくに
彫り物とノサップ岬
生者も死者も
手の水
北上した帆船
見 る
砂と湖のむら
南の水、 北の水
津軽海峡を越えて
ナヨロの海へ
冬の青空と雪あかり
後 記
解 説 (三砂ちずる)
あとがき