- 内田義彦 著
- 山田鋭夫 編=解説
コメント=中村桂子/三砂ちづる/鶴見太郎/橋本五郎/山田登世子
- 四六変上製 192頁
ISBN-13: 9784894346802
刊行日: 2009/4
“今、ここに、私が生きていること” から学問が始まる!
“新・学問のすすめ”
“思想家”、“哲学者”であった内田義彦さんの没20年。若い方がたは、いよいよ学びの意味を見失いつつあるのではないでしょうか?内田さんがやさしく語る、日常と学問をつなぐもの。迷える、そして生きているすべての人へ。
目次
内田義彦さんとは?
Ⅰ 内田義彦のことば ――「学問と芸術」 から
Ⅱ 学問と芸術
1 フォルシュングの探究
1 日本の学問のひずみ
2 「フォルシュング」 とは何か
3 日常の問いから 「インクワイアリー」 は始まる
2 学問と芸術
1 学問にとって芸術は無用か
2 学問にとって芸術は無縁か
Ⅲ 「学問と芸術」 を読む ――識者からのコメント
「生」 のある知へ ――私にとっての 「inquiry」
生命誌研究者 中村桂子
手段にしないで生きるということ
疫学者 三砂ちづる
想像力と仮説
歴史学者 鶴見太郎
「人間の学としての社会科学」 を求めて
ジャーナリスト 橋本五郎
学問なき芸術の退屈さ
フランス文学者 山田登世子
〈解説〉 内田義彦の思い
経済学者 山田鋭夫