- 石牟礼道子 著
- [解説]大倉正之助
- B6変上製 232頁
ISBN-13: 9784894347144
刊行日: 2009/11
生命の原郷から奔出することばで
「猫」「花」「渚」「色」「音」「父」「母」の主題を奏でる石牟礼文学のポリフォニー。
「石牟礼道子さんの文章表現には、言葉の持つ原初的響き、力が漲っていて、その言葉には、ものの生命が掬い上げられているかの様です」
(大倉正之助)
目次
Ⅰ 音の風景
草の声を
木 霊
神 曲
声 音
かそけき声
Ⅱ 暮らしのにぎわい
三和土のにぎわい
浄化する呼び声
盆踊りの足音
早 鐘
Ⅲ 古の調べ
風土の肉声
地の中の鈴
7つの鐘が6つなりて
時代の調べ
歌垣の声
雷さまの鳴りわたり
Ⅳ 歌 謡
とんとんからり
風車の歌
竜神さまの先触れ
月影橋の歌
秘 歌
あやとり歌
鋸曳き歌
ひとつ ひがん花 とん とん
後記
解説 大倉正之助
あとがき 石牟礼道子
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