長谷川時雨
尾形明子 編=解説
四六判上製貼函入 544ページ
ISBN-13: 9784894347175
刊行日: 2009/11
■長谷川時雨生誕130年■
時雨の全体像を初めて浮彫る!
女性史の先駆たる、上古から同時代まで総勢約240名を描く『美人伝』作者、また初の女性歌舞伎作家、そして書き手・読者・作り手全員が女性の雑誌『女人芸術』主宰者であった長谷川時雨。林芙美子、円地文子、佐多稲子ら近代日本の女性作家の殆どを発掘し育成し、『青鞜』が播いた種を開花させた、知られざる稀有な女性の作品を精選。
目次
長谷川時雨 人と作品 尾形明子
第1章 近代美人伝
明治美人伝
明治大正美人追憶
樋口一葉
松井須磨子
平塚明子 (らいてう)
柳原?子 (白蓮)
九条武子
第2章 自 伝
薄ずみいろ
石のをんな
渡りきらぬ橋
第3章 戯 曲
犬
氷の雨
第4章 評論・随筆
女性とジャーナリズム
花火と大川端
紫式部 ――忙しき目覚めに
明治風俗
山の人たち
ものほし棹
生活の姿
夏 日
初かつを
古い暦 ――私と坪内先生
東京に生れて
解 題 尾形明子
長谷川時雨年譜