- ジュール・ミシュレ
- (監修) 大野一道 / 立川孝一 (責任編集) 立川孝一 / 真野倫平
- 四六変上製 480ページ
ISBN-13: 9784894347380
刊行日: 2010/04
19世紀を代表する歴史家ミシュレの畢生の大作『フランス史』の全貌!
不朽の名著、遂に発刊!
古代(カエサル)から13世紀(ルイ9世)まで
フランス人の起源からローマ帝国、フランク王国、カペー朝、十字軍、イングランド王とフランス王、キリスト教会と民衆。
「中世」を暗闇から引き出し、ダイナミックな運動として捉え直す。
目次
日本語版総序――いまなぜ、ミシュレの 『フランス史』 か 大野一道・立川孝一
『フランス史1』 序文 立川孝一
1 1869年の序文
2 タブロー・ド・ラ・フランス
ブルターニュ アンジュー、 トゥーレーヌ ポワトゥー リムーザン、 オーヴェルニュ ルエルグ、 ギュイエンヌ ピレネー ラングドック プロヴァンス ドーフィネ、 フランシュ=コンテ ロレーヌ アルデンヌ リヨネーオータン、 モルヴァン ブルゴーニュ シャンパーニュ ノルマンディー フランドル イギリス フランスの中心――ピカルディー、 オルレアン、 イル=ド=フランス パリ――中央集中
3 カエサルのガリア征服
ケルトの信仰とドルイド僧 カエサルのガリア征服 ウェルキンゲトリクスの反乱 フランス人の起源
4 ゲルマン民族の侵入
5 ルイ好人物帝――シャルルマーニュ帝国の崩壊
6 叙任権闘争――グレゴリウス七世とハインリヒ四世
7 十字軍
巡礼への衝動 クレルモン公会議 十字軍の顔ぶれ コンスタンティノープルからアンティオキアへ イェルサレム攻略
8 フランス王とイングランド王
フランス王ルイ七世 イングランド王ヘンリ二世 トマス・ベケット ベケットの暗殺 ヘンリ二世の苦境 ヘンリ二世の最期
9 聖王ルイ
ルイ九世の敬虔さ エジプトへの十字軍 イングランドの内乱 ホーエンシュタウフェン家の滅亡 最後の十字軍 ルイ九世の聖性
10 の原理としての受難
神秘主義に対する大学の闘争――トマス・アクィナス 聖王ルイの疑い 受難 礼拝と祭り ゴシック教会 中世のデカダンス
編者解説 「ミシュレと十九世紀フランス歴史学」 真野倫平
〈付録1〉 原著 『フランス史』 総目次 (第1~2巻)
〈付録2〉 フランス史年表 (~1297年)
〈付録3〉 関連王朝系図 (カロリング朝、 カペー朝、 ノルマン朝、
プランタジネット朝、 ホーエンシュタウフェン朝)
〈付録4〉 関連地図・図版
人名索引