●【特 集】 「沖縄問題」 とは何か
■ 「琉球処分」 から考える
いまだに続く 「琉球処分」 【同化と異化のはざま】
「琉球処分」 という負の遺産
沖縄独立 【地域主権革命の延長線上で】
大城立裕
西里喜行
平 恒次
■ 沖縄米軍基地と日米安保
「私たちに近づくな」 【政権交代後の外交立て直しの挫折】
本土メディアの歪んだ報道 【普天間問題とは何か】
「新・沖縄密約」 を情報公開せよ 【普天間は「移設」ではなく「閉鎖」を】
普天間・辺野古は安保に必須ではない 【「抑止力」を支えるのは嘉手納】
近代日本と沖縄の 「位置」
「現実主義」 からみた沖縄問題
約40年、 何も変わっていない
沖縄県民は生け贄?
日米の軍事基地はヤマトへ
沖縄問題は日琉米中問題である 【植民地主義パワーバランスか平等互恵体制か】
川満信一
屋良朝博
真喜志好一
佐藤 学
櫻田 淳
中本義彦
三木 健
上原成信
照屋みどり
武者小路公秀
■ 沖縄の独立と自治
沖縄は日本の植民地である 【沖縄問題の根源とその解決】
チヤースガ、 ウチナー (どうする沖縄)!【政治だけではない沖縄問題】
沖縄は日本ではない
琉球問題へ
「琉球自治共和国連邦独立宣言」 をなぜ発したか
「琉球政府」 という歴史的経験 【沖縄の自治と未来】
今に生きる復帰前の民衆自治の成果 【「屋良覚書」と下地島空港】
琉球の平和思想と龍宮神ジュゴン 【私の謎解きの旅】
松島泰勝
金城 実
島袋マカト陽子
高良 勉
石垣金星
増田寛也
下地和宏
海勢頭豊
■ 「境界」 としての沖縄
境界研究からみた 「沖縄」 【「歴史的日本」の虚像を越えて】
沖縄とパレスチナから考える 「占領」 と 「独立」
それは日本問題である 【日本兵の遺骨が訴えるもの】
沖縄に向き合う 【徳之島案反対から生まれた連帯】
徳之島移設案と 「琉球処分」 【奄美から沖縄米軍基地を考える】
奄美から見た民族自決問題 【奄美・沖縄・琉球】
「辺境」 をつくり出すのは誰か?
「沖縄問題」 は 「南北問題」
岩下明裕
早尾貴紀
後田多敦
久岡 学
前利 潔
新元博文
西川 潤
勝俣 誠
● 【小特集】
◎昨年急逝した演出家・竹内敏晴。その ?からだ? の稀有な来歴にふれた人々が語る。
竹内敏晴さんと私 名著 『ことばが劈かれるとき』 を遺した演出家・竹内敏晴とは何者か。
竹内敏晴 箴言集
伊藤伸二 稲垣正浩 岩川直樹 大城立裕 岡嶋正恵 加藤博史 木田元 栗原彬 鴻上尚史
今野哲男 申谷雄二 芹沢俊介 徳永進 中嶋廣 西堂行人 藤本由香里 松井洋子
三井悦子 三砂ちづる 見田宗介 光元和憲 明定義人 吉岡友治 米沢唯
◎詩人・作家の森崎和江が、 その彷徨の半生において抱えつづけるものとは何か。
いま、 なぜ森崎和江か
森崎和江 今もなお心にかかる二つのこと
姜尚中+森崎和江 異郷と故郷のはざまで
水溜真由美 「筑豊」 を問い直す 【大正闘争後の森崎和江】
◎二度とはかなわない、 奇跡の邂逅。
〈対談〉 詩とはなにか
【二人の詩人をつなぐもの】 互いの詩と格闘し生まれる対話
金時鐘 (詩人) / 吉増剛造 (詩人)
◎北と南からの提言
〈鼎談〉 琉球とアイヌをつなぐ
独自の歴史と文化を持ちながら、 土地と文化を奪われてきた両者の対話から見える希望とは?
海勢頭豊 (シンガーソングライター・作曲家)
結城幸司 (版画家・ミュージシャン)
松島泰勝 ( 「ゆいまーる琉球の自治」 代表)
● 寄 稿
今、 なぜ丸山眞男を批判するか 【戦後民主主義批判】
北沢方邦
松岡利道さんを偲ぶ
太田仁樹 / 正木八郎
青木やよひさんを偲ぶ
井上輝子 / 江原由美子 / 大橋由香子 / 倉橋玲子 / 藤本一子
● 連 載
■ 新連載 儒教の経典の筆頭であり、 古代中国の哲学と宇宙観の集大成 『易経』 を読む。
易とはなにか 1 【知られているようで、 知られていない易】
黒岩重人
■ 金子兜太の句 無言館にて / 石牟礼道子の句 ねむれる貝
■ 天に在り ――小説・横井小楠 3 「実学党の章」
小島英記
■ 竹山道雄と昭和の時代 4 「西欧遍歴」
平川祐弘
■ 近代日本のアジア外交の軌跡 11 「辛亥革命への外交的対応」
小倉和夫
■ 水の都市論――大阪からの思考 12 (最終回) 「水 景」
橋爪紳也
■ 伝承学素描 19 「ユーラシア東辺島嶼文明の構図」
能澤壽彦
● 〈書物の時空〉
■ 名著探訪
『洛中書問』 (大山定一・吉川幸次郎著)
一海知義
『とこしへの川』 (竹山広著)
佐佐木幸綱
『スペイン革命全歴史』 『スペイン内戦』 (R・ボロテン著)
速水 融
『大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清』 (松元崇著)
塩川正十郎
■ 書 評
『 「歴史」 の体制』 (F・アルトーグ著) 【メタヒストリー的思考の現在】
鹿島 徹
『趙紫陽 極秘回想録』 (趙紫陽ほか著) 【趙紫陽の 「政治的遺言」 】
及川淳子
■ 連 載 明治メディア史散策 6 「時代区分について」
粕谷一希
■ 本をめぐる対話 6 「雑誌の創造力」
森まゆみ+粕谷一希
読者の声 / 執筆者紹介