(責任編集) 二宮宏之・樺山紘一・福井憲彦
(コメント)立川昭二 (解説)樺山紘一
A5判並製 264ページ
ISBN-13: 9784894347809
刊行日: 2011/1
「健康」「医療」への関心が異様なまでに肥大化した現代文明を問う、「医と病の歴史学」の先駆!
『アナール』誌の主要論文をテーマ別に精選し、そのテーマにふさわしい第一級の日本人研究者のコメントを付す。未だ古びない珠玉の論文集 !
(全4巻 / 第3回配本)
目次
新版刊行に寄せて 福井憲彦
●解 説 医と病いの歴史学 樺山紘一
病気の歴史研究序説
ミルコ・D・グルメク (樺山紘一 訳)
黒死病をめぐって
〔14世紀の歴史における飢饉と疫病〕
エリザベート・カルパンティエ (池上俊一 訳)
能力・理性・献身
〔王立医学協会の弔辞による啓蒙時代の医師像(1776―1789)〕
ダニエル・ロッシュ (谷川多佳子 訳)
病いを癒す術
〔1790年のフランスにおける学問的医学と民間療法〕
ジャン=ピエール・グーベール (宮崎揚弘 訳)
労働現場の病いと医
アルレット・ファルジュ (福井憲彦 訳)
悪疫の流行と階級憎悪
ルネ・ベレル (中原嘉子 訳)
●コメント 病いのフォークロア 立川昭二
文献目録
地 図
扉 図版出典一覧