- 石牟礼道子+米良美一 著
- B6変上製 224頁
ISBN-13: 9784894348103
刊行日: 2011/6
希有な二つの才能の出会いと共鳴。
不知火海が生み育てた日本を代表する詩人・作家と、障害を乗り越え世界で活躍するカウンターテナー。
希有な二つの才能が出会い、世代を超え土地言葉で響き合う、魂の交歓!
目次
詩 「黒髪」
石牟礼道子
I 出会い
母の面影
石牟礼道子
節句と母の楽しみ / 田園の即興詩人 / 遍路母娘ともう一人のわたし /
日向の匂い / 「沖は風、 風」 / 死者たちから受けとるもの / くさぐさのお祭
故郷へ、 母への想いは永遠に……
米良美一
II 共 鳴 ―― 風土、 食べものそして母
(対談) 石牟礼道子 ・ 米良美一
1 九州の土に育まれて
天草弁と宮崎弁でゆきましょう / 料理はおままごとの気分で / 「幻楽四重奏」 と
ともに / 生命はみな健気 / 地方の言葉のおもしろみ / 石に関わる家業 / 祖父
の事業道楽 / 道のゆかり
2 島と山の血を継いで
米良一族と西都市 / 「天草は天領ぞ」 / 葬式が大好きな子 / 山の娘であった母
3 文の道・歌の道
幼い頃からの歌との縁 / 歌いたい母と娘 / 母をテーマに ―― 文学と音楽 / 未発
表詩群の出現 / 刈干切唄・ゴンドラの唄・ふるさと / 芋がらの漬け物と金柑煮 / 幻
覚と現実と / 天草の夢の中へ
III 迦陵頻伽の声
石牟礼道子先生とのご縁
米良美一
解説を依頼されて / 石牟礼先生に会いに熊本へ / 言霊をお伝えできる歌手にな
りたい / 人との出会いの大切さ
迦陵頻伽の声
石牟礼道子
著者紹介
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