- 山田國廣
- A5並製 320ページ
ISBN-13: 9784894348264
刊行日: 2012/03
なぜ現行の除染はうまくいかないのか!?
放射性セシウムの性質を知り、“原理”が分かれば除染はできる!!
◦ 可燃物は、バグフィルターや電気集塵機、スクラバーのついた焼却炉で適切に 焼却し、排煙・放流水の監視システムを作る。
◦ 責任はどこにあるか。誰が行うか。中間貯蔵地は、仮置き場は……「除染」の全体像を描く。
◦ 避難・疎開は、最も効果的な人体の除染および被曝予防対策である。
◦ 住宅、道路、学校、田畑、森林、水系……さまざまな場所に蓄積した放射能から子供たちを守るため、現場で自ら実証実験した、「原理的に可能な放 射能除染」の方法を紹介!
関連情報
■本書では、「除染のための原理」を徹底的に説明するように努めています。
放射性物質と放射線の違いは何か、
放射性セシウムの物理的・化学的特徴は何か、
放射性セシウムは環境中にどのような状態で存在しているのか、
そのような原理を知って適切な除染方法をどのように選択すればいいのか、
などです。
■残念ながら「原理的に可能な除染」と「住民が望んでいる除染」の間には、まだ距離があり、多くの難儀な作業が必要です。
■私は「どのような困難があろうとも除染は原理的に可能である」と主張しているのです。
そうしないと、希望がなくなるからです。
(山田國廣)