村上紀史郎
四六上製 352ページ
ISBN-13: 9784894348622
刊行日: 2012/06
私財をなげうって日本に西洋音楽を導入した男! 生誕120周年記念出版
プッチーニ、サン=サーンス、カザルスら世界的音楽家と親交を結び、日本における西洋音楽の黎明期に、自費で日本初のオルガン付音楽堂を建設、私財を注ぎ込んでその普及に努めた、紀州徳川家第十六代当主の破天荒な生涯。
目次
徳川頼貞関連系図
プロローグ 「器楽的幻覚」の侯爵
一 音楽好きの若様
二 紀州の若様のイギリス留学
三 小泉信三とのケンブリッジ生活
四 来日音楽家たちとの交友
五 日本初のコンサート・ホール南葵楽堂
六 音楽巡礼の旅
七 超一流の演奏家たち
八 頼貞、資産三〇〇〇万円を受け継ぐ
九 一年九カ月の世界旅行で豪遊
十 国民外交の推進
十一 戦時中の耕筰、頼貞、秀麿
十二 徳川頼貞最後の輝き
あとがき
参考文献一覧
徳川頼貞関連年譜(1886-1989)
作曲家別 曲名索引
主要人名索引