海勢頭豊
A5並製 376ページ
ISBN-13: 9784894349162
刊行日: 2013/05
卑弥呼はヤマトの救世主だった!
沖縄に今も残るトートーメ信仰、龍宮神信仰、勾玉や巴紋は、卑弥呼が沖縄を訪れた証だった―― 沖縄の聖域ウタキと日本の聖地との係りから、卑弥呼は沖縄の平和思想を広め、倭国の世直しをした救世主だったことを明かす。平安座島の龍宮神を祀る家に生まれた著者が、島の言葉やしきたりの謎を解いていくドキュメンタリーに、小説「神の子姫子の物語」を織り交ぜ、ヤマトが知らなかった卑弥呼の真実に迫る。
目次
序 章
第一章 龍宮の夢
ユタのお告げ ザン 海人の血 ニライカナイの夢 海勢頭家
卑弥呼と箸墓古墳の謎 現れた龍宮神 八尺瓊勾玉の真実
武力信仰との闘い 卑弥呼の残影 姉妹神 玉グスクの太陽の門
第二章 神の子の生まれ
世直しの決意 姫子と龍宮神 神との契約 海人に連れられて
伊平屋島の満月 求めてきた太陽の地 夢に見ていた北谷の神殿
龍宮の御嶽 豊玉姫と玉依姫 伊平屋島での結団式
第三章 古代日本の検証
伊平屋村からの依頼 安須森御嶽 斎場御嶽 尚巴志誕生の意味
百襲姫伝説の謎 式内社の秘密 創世おもろの真実 八百比丘尼の謎
鵜戸神宮の秘密 日本人のルーツ 沖縄に残るユダヤの慣習
美しい国日本の病 二分されたユダヤの宗教 救世主卑弥呼の足跡
日本国憲法のからくり 沖縄こそはユダヤの聖地 邑に隠されていた龍宮神
『古事記』に隠れていた真実 崇神の策略 南朝ユダヤ族の失策
邪魔だった卑弥呼の思想 漢倭奴国王は何処の誰? 倭国の大乱と世直し
『魏志倭人伝』の検証 済州島の三つ巴紋旗 耽羅建国神話の真実
新羅に渡った黒玉帯 『魏志』の本音
第四章 幻の倭国
姫子の苦悩 潰されたイエスの夢 魏の皇帝の不安 刺客の見た倭国
眠れぬ夜 倭国の政治 倭及奴に戻っていた姫子 「世直し」の真相
巴と邑に込めた思い 神司の教育 高千穂の岩宿 阿蘇山の祠 湯の村
宇佐の川 宇佐神社の落慶 赤い真玉と三つ巴紋 州砂男たちとの交渉
沖ノ島での祈り 邑神島 決戦 北谷の巨城 姫子の思い
読谷山邑湾 二分された倭及奴の思想 北谷の海 大神司の墓陵
恩讐を超えて
第五章 遥かなる琉球
久高島 太陽神のオモロ イチャティーオオギの秘密
ニライカナイのルーツ イザイホーの祭り カベールの彼方
不発に終わった芸術家の告発 本澄寺 四国変?路の旅
大乗仏教はキリスト教? 空海の企て
第六章 月夜の呼び声
鵜殿原幻想 実在していた月夜の国 五次元宇宙からのメッセージ
乱世を招いた南朝のユダヤ族 浅はかな女たち 主客転倒した伊勢神宮
実在した姫子の系図 高知宿神の旅 尚巴志王統のルーツ
柏島のアコウの木 響け響け、ザンの歌
あとがき
参考文献
姫子(卑弥呼)の略年代私案
丹波王朝川上一族の流れ(私見)