- ピエール・ブルデュー 著
- 田原音和 監訳
- A5上製 376頁
ISBN-13: 9784938661236
刊行日: 1991/4
新しい社会学の本格的入門書
文化と政治、スポーツと文学、言語と音楽、モードと芸術等、日常的な行為を対象に、超領域的な人間学を展開しているブルデューの世界への誘いの書。ブルデュー社会学の方法、概念、対象及び、社会科学の孕む認識論的・哲学的諸問題を呈示。
目次
プロローグ
Ⅰ 方法・対象 ――社会学の新しい見方
1 言葉に抵抗する技術
2 お邪魔な科学
3 問題の社会学者
4 知識人は賭けを免れているか
5 どうやって 「自由な知識人」 を解放するか
6 社会学者の社会学のために
7 社会学者のパラドックス
Ⅱ 言 語
8 話すとはどういうことか
9 場のいくつかの特性
10 言語市場
11 検 閲
12 「若者」 とは言葉でしかない
Ⅲ 趣味と芸術
13 音楽愛好家という種の起源と進化
14 趣味の変容
15 人はどのようにしてスポーツ好きになるのか
16 オート・クチュールとオート・キュルチュール
17 それにしても、 誰が 「創造者」 を創造したのか
Ⅳ 文化と政治
18 世論なんてない
19 文化と政治
20 ストライキと政治行動
21 知能のラシスム
解 説
人名・事項索引