- ピエール・ブルデュー 著
- 原山哲 訳
- 四六上製 192頁
ISBN-13: 9784938661748
刊行日: 1993/6
人類学・政治経済学批判
「ディスタンクシオン」概念を生んだブルデューの記念碑的出発点。資本主義の植民活動が被植民地に引き起こす「現実」を独自の概念で活写。具体的歴史状況に盲目な構造主義、自民族中心主義的な民族学をこえる、ブルデューによる人類学・政治経済学批判。
目次
序 文
序 論 構造とハビトゥス
第1章 単純再生産と周期的時間
時間と可能なものの場
交換と合理的計算
儀礼的義務と労働
第2章 矛盾する必然性と両義的行動
教育の欠如による慢性的失業
伝統の破棄と完遂
第3章 主観的願望と客観的チャンス
想像と現実
悲観主義
第4章 経済的性向の変化のための経済的条件
実践の再組織化の条件
近代的住居と家計
都市的生活様式の矛盾
結 論 意識と無意識
原 注
縦走する社会的実践 ――訳者解説にかえて
索 引