人類最後の日――生き延びるために、自然の再生を

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  • 宮脇昭
  • 四六上製 272ページ
    ISBN-13: 9784865780079
    刊行日: 2015/02
  • 未来を生きる人へ 少年少女への渾身のメッセージ

    「死んだ材料を使った技術は、五年で古くなりますが、いのちは四十億年続いているのです。私たちが今、未来に残すことのできるものは、目先の、大切ないのちに対しては紙切れにすぎない、札束や株券だけではないはずです。」(宮脇昭)
    カラー口絵4頁

    目次

     もっとも大切なのはいのちを守ること――二十一世紀の読者へ

    1 環境破壊は自滅への道だ

    2 人類は自然と対決してきた

    3 もし緑の植物がなくなったら

    4 植物社会の成り立ち

    5 生き延びるための試み

    6 人類の健全な発展をめざして――自然の再生、環境創造を

     〈付録〉植生図をつくろう
     終わりにあたって

    関連情報

     今大事なことは、冷静に過去の事実を十分に見なおし、知識の基盤とし、そして現在、さらに明日のため、これから五十年、百年、千年、次の氷河期がくる九千年間は、少なくとももつような生き方を考えることです。
     われわれの遺伝子を、個体の交替はあっても、DNAとしては続いていけるような、そういう母胎としての、ほんものの、「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を、生き方を、生活を、考えていかなければいけない時代ではないでしょうか?


    宮脇昭(みやわき・あきら)
    1928年岡山生。広島文理科大学生物学科卒。理学博士。ドイツ国立植生図研究所研究員、横浜国立大学教授、国際生態学会会長等を経て、現在、横浜国立大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター長。紫綬褒章、勳二等瑞宝章、ブループラネット賞(地球環境国際賞)等を受賞。著書『日本植生誌』全10巻(至文堂)『植物と人間――生物社会のバランス』(NHKブックス)『緑環境と植生学――鎮守の森を地球の森に』(NTT出版)『明日を植える――地球にいのちの森を』(毎日新聞社)『鎮守の森』『木を植えよ!』(新潮社)『次世代への伝言 自然の本質と人間の生き方を語る』(地湧社)『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』(学研新書)『「森の長城」が日本を救う!』(河出書房新社)『森の力』(講談社現代新書)等多数。

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