- ピーター・ホール 著
- 佐々木雅幸 監訳
- A5上製 672頁 口絵16頁
ISBN-13: 9784865782493
刊行日: 2019/11
経済・文化の揺籃としての都市の可能性を人類史的視野のもとに描く最高の都市論、発刊!
都市論の古典であるマンフォード『都市の文化』を凌駕し、「都市の文化と産業の創造性」を基軸に、代表的な都市の歴史を取り上げながら、人類史を壮大なスケールで展開し、「創造都市論」の先鞭をつけた必読の大著が、ついに邦訳刊行開始!
目次
日本の読者へ(ピーター・ホール)
謝 辞
第Ⅰ部 文化の坩堝としての都市
1 黄金時代の偉大な都市
2 源 泉――アテネ 紀元前500-400年
3 生活の再発見――フィレンツェ 1400-1500年
4 世界は舞台――ロンドン 1570-1620年
5 快楽原理としての都市――ウィーン 1780-1910年
6 光輝の首都――パリ 1870-1910年
7 20世紀の発明――ベルリン 1918-33年
8 創造性の鍵
第Ⅰ分冊原注
参考文献一覧
謝 辞
第Ⅰ部 文化の坩堝としての都市
1 黄金時代の偉大な都市
2 源 泉――アテネ 紀元前500-400年
3 生活の再発見――フィレンツェ 1400-1500年
4 世界は舞台――ロンドン 1570-1620年
5 快楽原理としての都市――ウィーン 1780-1910年
6 光輝の首都――パリ 1870-1910年
7 20世紀の発明――ベルリン 1918-33年
8 創造性の鍵
第Ⅰ分冊原注
参考文献一覧
関連情報
マンフォードの『都市の文化』が刊行されて長い年月が過ぎたが、私たちは巨大都市の死を見てはいない。それどころか、グローバル都市という新たな名前を冠し、新しいグローバル経済を指揮・統制する組織と、それを補佐する専門のサービス機関、さらには才能と熱意ある人々を引き寄せているため、まさに創造性の坩堝と化している。
本書では、どのような規模であれ、善き生活と創造性を独占するような都市を論じるのではなく、明白な欠点や問題はあっても、歴史を通じて人類の知性と想像力に聖なる炎を点火した都市、各時代に最も繁栄したコスモポリタン都市を取り上げる。
(本書より)
本書では、どのような規模であれ、善き生活と創造性を独占するような都市を論じるのではなく、明白な欠点や問題はあっても、歴史を通じて人類の知性と想像力に聖なる炎を点火した都市、各時代に最も繁栄したコスモポリタン都市を取り上げる。
(本書より)
著者紹介
●ピーター・ホール(Sir Peter Hall, 1932-2014)
都市計画家,地理学者。英国学士院会員。元ロンドン大学バートレット校の都市計画・都市再生学科教授。イギリスの都市・農村計画協会,地域研究協会の会長を歴任。1998年にナイトの称号を授与される。
ケンブリッジ大学で地理学の修士号(1957年)および博士号(1959年)を取得し,ロンドン大学スクール・オブ・エコノミクス,レディング大学(1968~88年,都市・地域学学部長),カリフォルニア大学バークレー校(1980~92年,都市・地域計画学部名誉教授)で教鞭をとる。
1991~94年には英国環境大臣のための戦略的プランニングの特別顧問を務め,テムズ河ゲートウェイ,英仏海峡トンネルなどを含むロンドンおよび南東部の地域計画問題を担当。1998~99年副首相の都市問題分科会,2006年プランニング・システムのバーカー報告に対する特別諮問委員会,2008年エコタウン・チャレンジ・パネルのメンバー。2009年から総額2200万ユーロを費やしたSINTROPHER(ヨーロッパ周辺地域の発展助成を目的として「トラムトレイン」を中心とする新交通の技術移転促進を行うEUプログラム)の総指揮をとった。
都市および地域計画,その関連テーマで,The World Cities (World University Library, Weidenfeld & Nicolson, 1966/1977/1983),Urban and Regional Planning (Penguin, 1975/1982/2002),Cities of Tomorrow (Blackwell Publishing, 1988),Technopoles of the World (マニュエル・カステルとの共著,Routledge, 1994),Urban Future 21 (ウルリヒ・プファイファーとの共著,Routledge, 2000),The Polycentric Metropolis (キャシー・ペインとの共著,Earthscan, 2006)など,著作・監修は40冊近くに及ぶ。
【監訳者】
●佐々木雅幸(ささき・まさゆき)
1949年名古屋市生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。専攻は文化経済学、都市経済学。金沢大学教授、立命館大学教授、大阪市立大学教授などを経て、現在、大阪市立大学名誉教授、金沢大学特任教授、同志社大学客員教授。文化庁地域文化創生本部主任研究官。一般社団法人創造都市研究所・代表理事。創造都市研究の世界的リーダーで、ユネスコ創造都市ネットワークのアドバイザーも務める。
著作に『創造都市の経済学』(勁草書房、1997年)『創造都市への挑戦』(岩波現代文庫、2012年)、編著に『沖縄21世紀への挑戦』(岩波書店、2000年)『創造都市と社会包摂』(水曜社、2009年)『創造農村』(学芸出版社、2014年)『創造社会の都市と農村』(水曜社、2019年)など多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです
都市計画家,地理学者。英国学士院会員。元ロンドン大学バートレット校の都市計画・都市再生学科教授。イギリスの都市・農村計画協会,地域研究協会の会長を歴任。1998年にナイトの称号を授与される。
ケンブリッジ大学で地理学の修士号(1957年)および博士号(1959年)を取得し,ロンドン大学スクール・オブ・エコノミクス,レディング大学(1968~88年,都市・地域学学部長),カリフォルニア大学バークレー校(1980~92年,都市・地域計画学部名誉教授)で教鞭をとる。
1991~94年には英国環境大臣のための戦略的プランニングの特別顧問を務め,テムズ河ゲートウェイ,英仏海峡トンネルなどを含むロンドンおよび南東部の地域計画問題を担当。1998~99年副首相の都市問題分科会,2006年プランニング・システムのバーカー報告に対する特別諮問委員会,2008年エコタウン・チャレンジ・パネルのメンバー。2009年から総額2200万ユーロを費やしたSINTROPHER(ヨーロッパ周辺地域の発展助成を目的として「トラムトレイン」を中心とする新交通の技術移転促進を行うEUプログラム)の総指揮をとった。
都市および地域計画,その関連テーマで,The World Cities (World University Library, Weidenfeld & Nicolson, 1966/1977/1983),Urban and Regional Planning (Penguin, 1975/1982/2002),Cities of Tomorrow (Blackwell Publishing, 1988),Technopoles of the World (マニュエル・カステルとの共著,Routledge, 1994),Urban Future 21 (ウルリヒ・プファイファーとの共著,Routledge, 2000),The Polycentric Metropolis (キャシー・ペインとの共著,Earthscan, 2006)など,著作・監修は40冊近くに及ぶ。
【監訳者】
●佐々木雅幸(ささき・まさゆき)
1949年名古屋市生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。専攻は文化経済学、都市経済学。金沢大学教授、立命館大学教授、大阪市立大学教授などを経て、現在、大阪市立大学名誉教授、金沢大学特任教授、同志社大学客員教授。文化庁地域文化創生本部主任研究官。一般社団法人創造都市研究所・代表理事。創造都市研究の世界的リーダーで、ユネスコ創造都市ネットワークのアドバイザーも務める。
著作に『創造都市の経済学』(勁草書房、1997年)『創造都市への挑戦』(岩波現代文庫、2012年)、編著に『沖縄21世紀への挑戦』(岩波書店、2000年)『創造都市と社会包摂』(水曜社、2009年)『創造農村』(学芸出版社、2014年)『創造社会の都市と農村』(水曜社、2019年)など多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです