身体の歴史(全3巻) 3 20世紀 まなざしの変容

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  • A・コルバン/J-J・クルティーヌ/G・ヴィガレロ 監修
  • J-J・クルティーヌ編/岑村傑監訳 市川崇・喜田浩平・下澤和義・寺田光?・三浦直希訳
  • A5上製 624ページ
    ISBN-13: 9784894347595
    刊行日: 2010/9

宗教、美術、医学、法学、文学、社会史による壮大な探究。完結!

「身体」は、我々の「魂」や「生命」よりも重要となった。

性の解放と商品化、遺伝子工学・臓器移植など医療技術の発達、ダイエット、トレーニング、プロスポーツ、スポーツジャーナリズムの誕生、映像技術・ダンスにおける身体の追究、そして収容所や戦争での暴力‥‥20世紀に身体はかつてないほど変容を被った。

目次

『身体の歴史』 序文

アラン・コルバン、 ジャン=ジャック・クルティーヌ、 ジョルジュ・ヴィガレロ (小倉孝誠 訳)

身体は文化である / 洗練と抑圧 / 主体と社会の境界点

3 序文  ジャン=ジャック・クルティーヌ (岑村傑 訳)


第一部 人体と知識

第1章 医学と向き合う身体

アンヌ・マリー・ムーラン (寺田光? 訳)

二十世紀の身体──病人にあらず聖人にあらず / 身体の経済計算 / 感染症の回帰? / エイズ / 慢性病の考案 / 身体と機械 / 実験対象としての人体あるいは研究施設としての社会 / 孤独な身体――個人と痛み / 科学が認める身体の唯一性 / 身体の社会的空間 / 身体のなかを覗く――映像の歴史 / 影絵の身体 / 放射性物体 / レーダーの身体 / 映像の支配下にある社会的身体 / ネット上の身体 / 結論 二十一世紀の入口で―― 「汝自らを知れ」

第2章 遺伝子の身体の創造と上演

フレデリック・ケック、 ポール・ラビノウ (寺田光? 訳)

遺伝学からヒトゲノム地図へ / 遺伝病と患者連合 / 統計集団の遺伝学と危険の予防 / ゲノムの所有権に関する法的、 倫理的論争


第二部 欲望と規範

第3章 性愛の身体

アンヌ=マリー・ソン (市川崇 訳)

身体を曝す / 性愛の身体に関する言説と介入 / 身体と性愛の解放 / 結論 風俗の解放と女性の解放

第4章 日常の身体

パスカル・オリー (市川崇 訳)

造形あるいはモデル化 / 身体の新たな活用規則 / 身体の試練 / 結論 どのような傾向があるのか?

第5章 トレーニングする

ジョルジュ・ヴィガレロ (喜田浩平 訳)

「運動選手の」 肉体へのプログラム / レジャー、 スポーツ、 意志力 / 「活力」 と 「内的」 身体とのあいだに


第三部 逸脱と危険

第6章 異常な身体――奇形の文化史と文化人類学

ジャン=ジャック・クルティーヌ (三浦直希 訳)

異常なものの展示 / 怪物たちの黄昏 / 恐ろしく人間的な / 怪物性、 ハンディキャップ、 差異

第7章 同定――痕跡、 指標、 疑惑

ジャン=ジャック・クルティーヌ、 ジョルジュ・ヴィガレロ (岑村傑 訳)

頭蓋骨が 「語る」 もの / 退化した人間 / 同定の要請 / 人体計測による同定 / 指紋 / 身体とその痕跡 / 「ゴールトンの無念」 と遺伝子型


第四部 苦痛と暴力

第8章 虐殺――身体と戦争

ステファヌ・オードワン=ルゾー (岑村傑 訳)

現代の戦闘――身体の新たな経験 / 身体の苦痛 / 敵の身体、 民間人の身体、 死者の身体

第9章 絶滅――身体と強制収容所

アネット・ベッケル (岑村傑 訳)

野蛮な絶滅 / 強制収容所の視覚、 聴覚、 嗅覚 / 身体の消耗――労働と飢餓 / アイデンティティを抹消する動物化、 物化 / 証言する身体、 抵抗する身体 / 生存から死へ / 死体をどうするか / 産業的絶滅――身体の生産と殲滅


第五部 視線とスペクタクル

第10章 スタジアム――観客席からテレビにいたるスポーツ・スペクタクル

ジョルジュ・ヴィガレロ (三浦直希 訳)

スポーツ好きの群衆 / 熱狂と神話 / 金銭と争点、 テレビの魅惑

第11章 スクリーン――映画における身体

アントワーヌ・ド・べック (下澤和義 訳)

モンスターとバーレスク――ベル・エポックのスペクタクル的な身体 / グラマーあるいは誘惑する身体の製造 / 古典的映画から現代映画へ――野生化された身体 / 映画の作者の身体 / 始原の身体への回帰としての今日の映画

第12章 ステージ――踊る身体:知覚の実験室

アニー・シュケ (下澤和義 訳)

視覚的なものから運動性のものへ / 六番目の感覚キネステジーの開花 / 無意志的な運動 / 生命の連続体 / 物質の記憶 / 「想像力は運動の創始にとって唯一の限界である」 (マース・カニングハム) / 「体重による対話」 としてのダンス / 知覚の虚構

第13章 ヴィジュアリゼイション――身体と視覚

イヴ・ミショー (下澤和義 訳)

技術装置の重要性 / 機械化された身体、 変形された身体、 美の身体 / 身体メディア、 身体作品 / 結論 身体となった魂と生命なき生


原 注
解 説(岑村傑)
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