- 石牟礼道子 著
- [解説]米良美一
- B6変上製 208頁
ISBN-13: 9784894346901
刊行日: 2009/6
生命の原郷から奔出することばで
「猫」「花」「渚」「色」「音」「父」「母」の主題を奏でる石牟礼文学のポリフォニー。
「大変詩的な文章は、まるで情感あふれる楽曲の名旋律のように、美しい抑揚を備えた音楽のフレーズのように、私を感じさせる」
(米良美一)
目次
Ⅰ 母と過ごした日々
牛の睫毛
新年のにぎわい
節句と母の楽しみ
浄らかな汀と風のなかで
田園の即興詩人
父の生年月日は
遍路母娘ともう一人のわたし
三つ児の魂
熱い掌
清冽な村々の記憶
お団子歳時記
母の呼ぶ声
日向の匂い
わが本心を語るまいぞ
百姓の労苦と田園の美
「沖は風、 風」
Ⅱ 晩年の母
娘とひとつ心になって
告 白
死者たちから受けとるもの
Ⅲ 亡き母への鎮魂のために
天草気質
切腹いたしやす
くさぐさのお祭
いまわの際のその顔やよし
短 歌 (六首)
後記
解説 米良美一
あとがき 石牟礼道子
牛の睫毛
新年のにぎわい
節句と母の楽しみ
浄らかな汀と風のなかで
田園の即興詩人
父の生年月日は
遍路母娘ともう一人のわたし
三つ児の魂
熱い掌
清冽な村々の記憶
お団子歳時記
母の呼ぶ声
日向の匂い
わが本心を語るまいぞ
百姓の労苦と田園の美
「沖は風、 風」
Ⅱ 晩年の母
娘とひとつ心になって
告 白
死者たちから受けとるもの
Ⅲ 亡き母への鎮魂のために
天草気質
切腹いたしやす
くさぐさのお祭
いまわの際のその顔やよし
短 歌 (六首)
後記
解説 米良美一
あとがき 石牟礼道子