- 石牟礼道子 著
- [解説]小池昌代
- B6変上製 224頁
ISBN-13: 9784894347373
刊行日: 2010/3
生命の原郷から奔出することばで
「猫」「花」「渚」「色」「音」「父」「母」の主題を奏でる石牟礼文学のポリフォニー。
「この『父』のなかに、幾億人もの父が重なって見え、そうして自分もまた、この父につながる、娘の一人であるのだという気分になる。」
(小池昌代)
目次
Ⅰ 在りし日の父と
渚の禅問答
竜骨と父のあばら
世界の根本
語りえなかった志
Ⅱ 父のいた風景
ぽんたの死と父の泪
おもかさまと天皇行幸
貧乏と気位
人間的プライドの底点に立つ
狐たちの海峡
噛みつき亀と荘厳な火
時間の外を生きる
父の十八番
愛犬ごん太の失踪
Ⅲ 挽 歌
「よかところに往こうぞ」
仏壇の主
消えた老人
父と文房具屋
父の死となつかしき人々
Ⅳ 譚 詩
午 睡
エントロピレーヌ神殿へ
後記
解説 小池昌代
あとがき 石牟礼道子
渚の禅問答
竜骨と父のあばら
世界の根本
語りえなかった志
Ⅱ 父のいた風景
ぽんたの死と父の泪
おもかさまと天皇行幸
貧乏と気位
人間的プライドの底点に立つ
狐たちの海峡
噛みつき亀と荘厳な火
時間の外を生きる
父の十八番
愛犬ごん太の失踪
Ⅲ 挽 歌
「よかところに往こうぞ」
仏壇の主
消えた老人
父と文房具屋
父の死となつかしき人々
Ⅳ 譚 詩
午 睡
エントロピレーヌ神殿へ
後記
解説 小池昌代
あとがき 石牟礼道子