- 石牟礼道子 著
- [解説]伊藤比呂美
- B6変上製 208頁
ISBN-13: 9784894347243
刊行日: 2010/1
生命の原郷から奔出することばで
「猫」「花」「渚」「色」「音」「父」「母」の主題を奏でる石牟礼文学のポリフォニー。
「何もかもが現実から遊離しているようで、遊離しながら、いやになまなましく、しかしそれが、どういうわけかゆがんでみえて、凄まじくて堪らない。」
(伊藤比呂美)
目次
Ⅰ 幼少期幻想の彩
蕾の紅
幼児幻想の色彩
雲の彩
赤い花と白い象
蓮の玉露
麦の芽の虹色
Ⅱ 秘 色
後むきひがん花
紫色の神木
山の中の白い油徳利
緑の宮の川
小さな白い菊
Ⅲ 浮き世の色々
草木染とかつおのたたき
青絵の飯茶碗
七夕飾りの色づくし
湯のみのはなやぎ
色の調べ
紅葉の夕ぐれ
袂に明滅するホタル
古裂の色調
土俗のエロス
むらのない染めの物語り
素足のなまめき
後記
解説 伊藤比呂美
あとがき 石牟礼道子
蕾の紅
幼児幻想の色彩
雲の彩
赤い花と白い象
蓮の玉露
麦の芽の虹色
Ⅱ 秘 色
後むきひがん花
紫色の神木
山の中の白い油徳利
緑の宮の川
小さな白い菊
Ⅲ 浮き世の色々
草木染とかつおのたたき
青絵の飯茶碗
七夕飾りの色づくし
湯のみのはなやぎ
色の調べ
紅葉の夕ぐれ
袂に明滅するホタル
古裂の色調
土俗のエロス
むらのない染めの物語り
素足のなまめき
後記
解説 伊藤比呂美
あとがき 石牟礼道子