- 鶴見俊輔 著
- 四六変上製 272頁
ISBN-13: 9784865780505
刊行日: 2015/11
前を生きた人たち、共に生きた人たちを清澄な視線で綴る珠玉の文集 ◎追悼出版
稀代の“不良少年”哲学者の核心にあった「弟」性を如実に示す姉・和子への率直な感謝、高野長英、安場保和、後藤新平、鶴見祐輔という自らの系譜へのアンビバレンスを超えた清澄な視線、そして岡部伊都子、石牟礼道子、金時鐘、吉川幸次郎、小田実ら、戦後を共に生きた先人・友人への想いを綴る珠玉の文章を集成。
☆絶筆「話の好きな姉をもって」収録
目次
序にかえて 話の好きな姉をもって
Ⅰ 石牟礼道子
金時鐘
岡部伊都子
吉川幸次郎
小田 実
Ⅱ 高野長英
曾祖父・安場保和
祖父・後藤新平
父・鶴見祐輔
姉・鶴見和子
跋にかえて 同じ母のもとで 鶴見和子
結びにかえて 若い人に
著者紹介
●鶴見俊輔(つるみ・しゅんすけ)
1922年、東京に生まれる。哲学者、評論家。
1942年ハーヴァード大学哲学科卒業。同年、日米捕虜交換船で帰国。海軍軍属に志願し、ドイツ語通訳として従軍。1946年、丸山眞男らとともに『思想の科学』創刊(1996年休刊)。京都大学助教授、東京工業大学助教授、同志社大学教授を歴任。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。1970年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。また1965年には小田実らとともに「ベ平連」をつくる。2004年、小田実・大江健三郎・加藤周一らとともに呼びかけ人となり「九条の会」を発足。
2015年7月20日歿。
著書に『鶴見俊輔集』(全12巻・続巻5、筑摩書房)、『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)、詩集『もうろくの春』(編集工房〈SURE〉)ほか多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです
1922年、東京に生まれる。哲学者、評論家。
1942年ハーヴァード大学哲学科卒業。同年、日米捕虜交換船で帰国。海軍軍属に志願し、ドイツ語通訳として従軍。1946年、丸山眞男らとともに『思想の科学』創刊(1996年休刊)。京都大学助教授、東京工業大学助教授、同志社大学教授を歴任。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。1970年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。また1965年には小田実らとともに「ベ平連」をつくる。2004年、小田実・大江健三郎・加藤周一らとともに呼びかけ人となり「九条の会」を発足。
2015年7月20日歿。
著書に『鶴見俊輔集』(全12巻・続巻5、筑摩書房)、『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)、詩集『もうろくの春』(編集工房〈SURE〉)ほか多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです